∴ 今日のNHK教育「テレビ絵本」の絵本

取り急ぎ、タイトルの紹介だけですが。


ワニくんのレインコート
みやざき ひろかず
出版社: ブックローン（BL出版） (1989/06)


でこちゃんとらすたくん
つちだ のぶこ
出版社: PHP研究所 (2001/10)

∴ 今日のNHK教育「テレビ絵本」の絵本

今日も二本立てで。


ワニくんのめざましどけい
みやざき ひろかず
出版社: ブックローン出版（BL出版） (1988/07)

オレンジ色のワニくんの受難、その2。

ある日、お昼寝から目覚めた彼は、
頭の上に、くちばしの長い小鳥が乗っかっていることに気付きます。

いいえ、「乗っかって」なんて軽い状態ではありません。
逆立ちしても落っこちない。
お風呂に入っても飛び立たない。

仕方なくワニ君は頭に小鳥を「くっつけた」恰好で、
学校に行って授業を受けます。
先生もクラスメイトもびっくりで、
とても授業になりません。

町へ出かけても周りの人に怒られたりして大変。

でももっと大変なのは、寝ているとき。

ワニくんの頭の上で一緒に眠る小鳥ですが、
彼女はとっても早起きなんです。
ワニくんが掛けておいた目覚まし時計なんかよりもずっとずっと早く、
朝の５時には目を覚まし、けたたましく時を告げるのでした。

御蔭でワニくんはちょっと寝不足な日々。

ほどなく小鳥がワニくんの頭に棲み着いていた理由もわかり、
（その理由はネタバレになるので内緒）
しばらく後には頭から離れてくれたのですけれど……。

英語版（H.リベッカ ティール (翻訳) ）もあります。



でこちゃん
つちだ のぶこ (著)
出版社: PHP研究所 (1999/12)

幼稚園児の女の子「てこちゃん」は、
髪の毛をお母さんに切ってもらいました。

お母さんの美意識なのか、それともちょっとした失敗か、
前髪がばっさり落とされて、
まあるいおでこがぴかっと丸出しになってしまいました。

これじゃ「てこちゃん」じゃなくて「でこちゃん」だ！
お母さんとお買い物に出かけるのも恥ずかしい。
だって、町のみんながおでこを見るんだもの。

しらない外国人のおばさんが
「So Cute（まあ可愛い）」って言ったけど、
きっと「おかしな髪型」って意味に違いない。

スグ上のおにいちゃんなんか、、
「こうしたらおでこに見えない」
と、おでこにマジックで目玉をかいちゃうし、
こんなおでこで幼稚園に行ったら、
クラスのみんなにも笑われちゃう。

泣き出したてこちゃんに、
小学生のおねえちゃんはすてきなおまじないを掛けてくれました。

∴ 今日のNHK教育「テレビ絵本」の絵本

本日は二本立てでございました。


ワニくんのおおきなあし
みやざき ひろかず
出版社: ブックローン出版（BL出版）(1985/12)

オレンジ色のワニくんは、小学生（たぶん）の男の子。
ワニくんの目下の悩みは「足が大きいこと」です。

なにしろおみ足の表面積が広いですから、
いろんな物を踏んづけやすいですし、
いろんな物から踏んづけられやすい。

知らないおじさんが思わず言っちゃう
「大きな足！」
という言葉に、ちょっと傷ついたワニくんは
どうにか足を縮めようと努力します。

でもことごとく逆効果。

そこでワニくんは発想の転換をすることに……。


人と違うと言うことを短所と見るよりは長所ととらえた方が
精神衛生上も宜しいようで。




そんなことって、ある？
奥田 継夫 (著), 西村 繁男 (イラスト)
出版社: サンリード (1981)

「走ろう」って言ったのはおじいちゃん。
だから家族そろってジャージを着込んで、
お留守番のおばあちゃんを残して、
一家総出のジョギング大会。

ところが言い出しっぺのおじいちゃんは碁敵と立ち話を始めちゃうし、
お母さんはスーパーのバーゲンセールに目を取られちゃうし、
運動不足のお父さんは座り込んじゃうし、
妹はチョウチョを追っかけてコースアウトしちゃうし、
犬のタロウはガールフレンド犬と遊び始めちゃうし、
だからまじめに走って往路優勝したのは、お兄ちゃんの「ぼく」。
意気揚々と復路をスタート。

ところが……。

ゴールしたあと、お兄ちゃんは
「そんなことって、ある？」
と不満そうに訴えることになっちゃった。

∴ 今日のNHK教育「テレビ絵本」の絵本

そら はだかんぼ!

たてがみの立派な黄土色のライオン。
僕は強いぞと小さな灰色猫と鬼ごっこ。

遠くから聞こえるお母さんの声……
「ライオン君、はだかんぼになってお風呂に入りなさい」

ライオンがはだかんぼになるなんて、と言いながらも、
ライオンはやおら頭に手をやって「すぽっ！」っと
たてがみを取り、黄土色の着ぐるみをぬぎました。

∴ 今日のNHK教育「テレビ絵本」の絵本

お正月早々、朝っぱらから号泣させてくれるとは、NHK教育も罪なTV局です。


100万回生きたねこ
佐野 洋子 (著)
出版社: 講談社 (1977/01)

王様の飼い猫だった虎猫。
流れ矢に当たって彼が死んだとき、王様は涙を流して悲しみました。
サーカスの手品師の飼い猫だった虎猫。
手品の失敗で彼が死んだとき、手品師は涙を流して悲しみました。
虎猫は100万回生まれ変わり、100万回死にました。
そして、100万人の飼い主が悲しみ、泣いたのです。
ある時は船乗りが、
ある時は泥棒が、
ある時はおばあさんが、
ある時は小さな女の子が
この虎猫の飼い主でした。
そして彼らは虎猫が死んだとき、悲しんで泣きました。
でも虎猫は悲しいと思いませんでした。
何故飼い主達が泣くのか、彼には理解できませんでした。
やがて虎猫は野良猫に生まれ変わりました。
彼を愛してくれる飼い主はいませんが、
彼には伴侶と家族ができました。
愛する白猫が死んだとき、彼は初めて悲しいという感情を知ったのです。


ふてぶてしい虎猫のぬいぐるみが付いたバージョン↓

100万回生きたねこ Special Box
佐野 洋子 (著)
出版社: ジュンプランニング (2003/12/1)

∴ きょうの[うっかりペネロペ Pénélope tête en l'air]

アニメのタイトルは「ペネロペのごあいさつ」でした。

原作（？）絵本は多分↓これじゃないかと思うのですが……。

ペネロペあいさつできるかな

∴ 今日のペネロペ

ペネロペようちえんへいく ペネロペしかけえほん

幼稚園に行ったペネロペ。

幼稚園にはお友達がいっぱい。
ゾウの女の子リリーローズ。
シロクマの女の子のセザリーヌ。
犬の男の子のストロンボリ。
虎の男の子のアラジン。

幼稚園の毎日はとってもエキサイティング。
お庭でボール遊びをしたり、
遊具で遊んだり、
スモックを着てお絵描きをしたり。

みんなで一緒に描いたお空の絵は、
大きな紙を思いっきり使った大作。

床に虹の端っこをがはみ出た跡が残っちゃって、
保母さんは苦笑い。

でもできた絵はすばらしい作品だから壁に飾っちゃう。


それにしても、NHKアニメ「うっかりペネロペ」はスゴイ。
まるで手書きのような丁寧な作りで、
ポリゴン3Dにはまるきり見えないし。