∴ 褒められると不安になる私は小心なのか、ひねくれ者なのか

モノ書き一里塚さん提供のノベルチェッカーが非常におもしろい。

「あなたの文章の文字数をカウントし、文法上のミスをチェックするためのツール」
と説明があるとおり、文字数をカウントし、原稿用紙枚数への換算をし、
文法上のミスや記号類の誤用があれば校正してくれる。
（誤脱字の修正まではしてくれない。……当然か）

そしてこのチェッカーにはもう一つおもしろい機能……【甘々自動感想】がついている。

簡単に言うと「ほめ言葉をちりばめた『感想』」を出力してくれるのだ。

拙作「王子様とお姫様」を贄にして例を挙げると以下のようになる。
ちなみになんでこの作品をチェックすることにしたかというと、
この作品は三点リーダーは二つ並べる原則」と「小説は漢数字を使用する」という文法上のミスが著しいということを自覚しているから（苦笑）

【作品名】

王子様とお姫様

【原稿用紙(20x20行)】	20.5（枚）
【総文字数】	6062（字）
【行数】	201（行）
【台詞：地の文】	22：77（％）
【ひら：カタ：漢字：他】	54：7：33：4（％）

【平均台詞例】	「ああああああああああああ、あああああああ」 一台詞：22（字）読点：27（字毎）句点：91（字毎）
【平均地の文例】	ああああああああああ、あああああああああああああああああああああ。 一行：34（字）読点：22（字毎）句点：34（字毎）

【甘々自動感想】 わー、いい作品ですね！ 短編だったんで、すっきりと読めました。 三人称の現代ものって好きなんですよ。 一文が長すぎず短すぎず、気持ちよく読めました。 それに、台詞と地の文の割合もいいですね。 「あの時、賢者の言葉を受け入れて、良かったですわね」って言葉が印象的でした！ あと、文章作法を守ってない箇所がちょくちょくあったように思います。 これからもがんばってください！　応援してます！

と、こんな案配。

うーん、作品の中身を論じてないのに、褒められているような気がするぞ。
ちゃんと間違えの部分も指摘してくれてるし。

まあ、制作者さま本人が
「お遊びみたいなものなので、真に受ける必要はありません。」
とおっしゃっている機能ですので、真に受けて舞い上がっちゃいけません。