水晶は二酸化珪素SiO2の共有結合結晶で、基本的に無色透明。
ところが、成分の珪素のごく微量な一部分が別のものと置き換わると、 本来透過するはずの光の波長を吸収してしまい、 結果的に「別の色」に見えるようになる。 こういう現象を「色中心(カラーセンター)」という。 (水晶に限らず、いろいろな鉱物でこの現象が起き、 同じ鉱物なのに色違いのものができたりする) アメシストの場合、 珪素の一部が鉄イオン(Fe)に置き換わっていて、 その鉄イオンの周りにある酸素(O)の電子構造が放射線の影響で破損している のが紫色を発する原因。 色中心は鉱物の構造としては「欠陥」なわけで、 ひょんな事から「欠陥」が修復されることもある。 アメシストが退色して透明に近くなったりするのは、 光やら紫外線やらで「紫色に見えちゃう欠陥」が修復された結果なのね。 んで。 人工的に加熱処理することで、 「紫に見えちゃう欠陥」を「黄色く見えちゃう」所まで修復したものが エンハンスメント(改良)シトリンということなのですわ。 アメシストは鉄イオンと深い地層の微弱な放射線によって紫を発色した水晶。 高温で熱せられると黄色く変色するという特徴を持っている。 だからたとえば、地熱の高い場所(火山の近くとか、相当に深い地層とか)で 形成されたアメシストの中は、一部分(もしくは全体)が黄色くなる可能性がある。 実際に紫と黄色のバイカラーの水晶があり、アメトリンと呼ばれている。 紫色の部分がアメシスト、黄色いところは黄水晶・シトリン。 だから「アメトリン」と名付けられているわけで。 シトリンは鉄イオンと高熱によって黄変した水晶。 黄色というか、薄めのオレンジっぽい色をしている。 名前の由来は柑橘類を現すシトラス(Citrus)だったか レモンを意味するフランス語のシトロン(Citron)だったと。 (ま、シトロンはシトラスの派生語ですが) ちなみにシトリンは綺麗な黄色のものは産出量が少ない。 そこで、比較的安価なアメシストを熱処理したものや ロッククリスタル(透明な水晶)を放射線処理して、 黄色く調整したが多く出回っていると。 ホントのホントに天然の掘り出したまま黄色のシトリンは ルースやビーズにするには高価すぎるんで、 原石の形で売買されるのがほとんど。 削っちゃうの、もったいないし。
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