∴ ちょびっと異質な漫画学習書

マンガ 化学式に強くなる―さようなら、「モル」アレルギー
高松 正勝 (著), 鈴木 みそ
出版社: 講談社 (2001/06)

ずいぶん昔、ファミマガで連載されていた（か、コミックスに収録されていた分か、記憶があやふやで申し訳ない）鈴木みそ氏の漫画に、
「『モル』をテーマにした化学漫画を描かないかと誘われ、冗談・実現不可能なネタだと思っていたら、ほんとに描けと言われて慌てている」
てな感じのネタがございましたが、どうやらそのお話は本当のことだった様子です。

モルとは質量の単位で、

物質を表す化学式で示される元素の原子量の和（化学式量）にグラムをつけた質量に含まれる物質量

を意味します。
……ほら、こんなややこしいことを漫画で説明しろなんて、無茶でしょ？
だからみそさんは半ば冗談だと思って、この企画を忘れちゃってたんですね。
本書の内容はちょっぴりエッチな女子高生とヲタクな大学生のお兄さんによる掛け合いで、モルの概念を掴もうというもの。
鈴木みその漫画ですから、ちょっぴりエロス。
バケ学嫌いの高校生さんにお薦めです。