∴ 今日のNHK教育「テレビ絵本」の絵本

お正月早々、朝っぱらから号泣させてくれるとは、NHK教育も罪なTV局です。


100万回生きたねこ
佐野 洋子 (著)
出版社: 講談社 (1977/01)

王様の飼い猫だった虎猫。
流れ矢に当たって彼が死んだとき、王様は涙を流して悲しみました。
サーカスの手品師の飼い猫だった虎猫。
手品の失敗で彼が死んだとき、手品師は涙を流して悲しみました。
虎猫は100万回生まれ変わり、100万回死にました。
そして、100万人の飼い主が悲しみ、泣いたのです。
ある時は船乗りが、
ある時は泥棒が、
ある時はおばあさんが、
ある時は小さな女の子が
この虎猫の飼い主でした。
そして彼らは虎猫が死んだとき、悲しんで泣きました。
でも虎猫は悲しいと思いませんでした。
何故飼い主達が泣くのか、彼には理解できませんでした。
やがて虎猫は野良猫に生まれ変わりました。
彼を愛してくれる飼い主はいませんが、
彼には伴侶と家族ができました。
愛する白猫が死んだとき、彼は初めて悲しいという感情を知ったのです。


ふてぶてしい虎猫のぬいぐるみが付いたバージョン↓

100万回生きたねこ Special Box
佐野 洋子 (著)
出版社: ジュンプランニング (2003/12/1)