∴ 冠婚葬祭の３文字目のこと。

人間、人生の最初と最後の儀式
（生まれる瞬間やその後のお祝い・死に様や葬式）
に関しては、自分で口出しできないものでありまして。

特にお葬式は
たとえ何かしら遺言をしたとしても、
遺族がその通りにやってくれるとは限らないと。

遺言通りやったとしても、
事情を知らない方が「一言」おっしゃったりするんですよね（苦笑）
（神光寺家の場合、
　お義父さんは浄土真宗だから戒名は釈＋二文字で良いんだ、
　ってぇのを、納得して貰うのが大変だった）

田舎に住んでいると、
たとえば、無宗教がいいとか、是非神道式でとか、キリスト教式じゃなきゃ
という最期の願いがあったとしても、
地域の事情とかがあって、聞き届けられなかったりする可能性もないとは言えない。

住んでいる場所によっては少数派になる宗教を信心していると、大変です。

たとえば基督教。

葬儀・葬式の佐藤葬祭さんのサイトにある、キリスト教プランのページよると、
カトリックや東方正教系で、歴史のあるキリスト教教会だと、
ちゃんと出入りの葬儀業者さんがいて、
良きに計らってくれるそうです。

でもプロテスタント系の場合、
教会そのものの規模が小さいところが多いので、
業者さんとのつながりがない可能性が高く、
遺族さんが葬儀屋さんを選ぶ必要が出てくるみたいです。

キリスト教式に慣れていない葬儀屋さんだと、
困っちゃうかもしれない。

とはいえ、葬儀屋さんはプロの方ですから、
大丈夫だと思いますけれども……。

問題は参列者さんね。

神道式やキリスト教式のときは、お数珠を持って言っちゃ駄目ですよ。
（数珠は仏具ですんで）
間違えて持って行っちゃったら、速やかにバックかポケットに仕舞っちゃいましょう。

それからのし袋に「香典」って書いちゃ駄目ですよ。
（神道やキリスト教の葬式ではお香を供え物にしませんから）
神道の時は「御玉串料」、基督教の時は「御花料」がベスト。

どの宗教でやるのか解らないときや、
自分の信心と違う宗教でのお葬式に出たいけど
自分の宗旨を曲げたくない熱心党の方は
「御霊前」がワイルドカードっぽい。

仏教でも神道でもキリスト教でも無宗教でも、
霊魂の前に捧げるものであることには変わりないから……。

以上、全部佐藤葬祭さんの受け売りです（苦笑）