∴ 本棚の隅から

「アルセイルの氷砦」の一等最初のリプレイ本が出てきました。

ゲーマーズフィールド刊のヤツです。
あの伝説の魔法（？）蟹光線《イブセマスジー》※　が出てくるあれです。

セブンフォートレスの
「システムを作っている最中のテストプレイ（フツウは社外には見せない）をリプレイ記事にしちゃった」
ある種の問題作でございます。

仲間内（社内）で調整しながらのプレイですから、
セッション中に「内輪話」で盛り上がったりするわけで。

んで、内輪ネタってヤツは部外者には通じないものであるわけで。

ノリについて行けないフツウのゲーマーから見ると
「何じゃこら！」
な内容のご本に仕上がっているんですね。

改訂版文庫になって富士見書房から出ているようですが。

アルセイルの氷砦(V3 Edition)―セブン=フォートレス・リプレイ

どうしよう、これ。

※蟹光線《イブセマスジー》
登場人物が着込んでいた「蟹の足のような突起物のある鎧」から照射されるビーム型攻撃の名称。
蟹が出す光線だということから
「蟹光線」→「蟹工船」→「プロレタリア文学」⇒「井伏鱒二」→「イブセマスジー」
という突飛な連想から命名された。

ちなみに、小説蟹工船のホントの作者は小林多喜二であり、
リプレイ中でも
「井伏鱒二じゃないだろう」
という的確な突っ込みが入っている。