∴ 今日のNHK教育「テレビ絵本」の絵本

ワニくんのふしぎなよる
みやざき ひろかず (著)
出版社: BL出版 (2002/08)

ワニくんのイスのエピソードでワニくんの最高傑作であるイスに座りに来た、
リトルグレイマンタイプの宇宙人さん。
（プレアデス星人だってハナシですけれど）
どうやら彼はワニくんという存在をお気に召した模様。

突然小さな葉巻型宇宙船でワニくんちの庭先に現れて、
勝手にお家に上がり込み、
おもむろに冷蔵庫を開け、
液体も固形物も構わずに
「ちゅー」っと吸って食べちゃいます。
（お休み前には歯磨き粉を吸ってました）

電気スタンドとオーディオとゲーム機をつないで
立体映写装置を作ってみたり、
色鉛筆や絵の具を巧みに操って
故郷の様子を描いたりする器用な彼に、
ワニくんはほのかに友情みたいなモノを感じたりして。

この二人、似たもの同士な気がするのは、
わたしだけですかね。

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ワニくんのTシャツ
みやざき ひろかず
出版社: BL出版 (1999/07)

ひるねの木のエピソードでもおわかりのように、
ワニくんはこれが好きと思いこんだら揺るがないタイプです。

着る物にもこだわりがありまして、
お気に入りの空色ボーダーシャツは
同じ柄の３着を着回しています。

そんなお気に入りを不慮の事故により
３着とも駄目にしちゃったワニくんは、
意を決しておニューのシャツを買うことに。

空色ボーダーのシャツを探して、
町中のシャツ屋さんを回ったのですが、
どうしても同じ柄は見つからない。

お店の人に「他のにしたら？」と言われて、
仕方なく別の柄を試着してみるのですが、
どうもしっくり来ない。
（背中に大きく「鰐」一文字のシャツは、
　個人的に欲しいかもしれぬ）

探しあぐねてあきらめかけたのですけれども……。

時代がワニくんに追いついた！？



ぼく・わたし
高畠 那生 (著)
出版社: 絵本館 (2003/11)

最初に見たときは、
洋書の翻訳かと思いました。
ともかく強烈に個性的な絵柄の絵本。

登場するのは沢山の子供達。

ぼくはこれが苦手、でもこれは得意。
わたしはこれができない、でもこっちは大好き。

こんな調子の一人称（ぼく・わたし）による自己紹介が
次々繰り返されるという内容。

彼らの告白する得手不得手が、
共感できる内容なんですよね。

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ワニくんのイス
宮崎 博和《みやざき ひろかず》 (著)
出版社: ブックローン出版 (1995/11)

ワニくんは本当に器用な子です。
本日は日曜大工でイスを作成。
お庭でのんびりティーブレイクと、
ティーセットを持ってきたら、
イスには先客が……。


ところでワニくんシリーズの順番で行くと、
ワニくんのひるねの木の次は

ワニくんのむかしばなし
というエピソードになるのですけれど、
これはテレビ絵本化されていないんですよね……。
何でだろう？





まんぷくでぇす
長谷川 義史 (著)
出版社: PHP研究所 (2004/04)

ぼくとお父さんとお母さんの三人家族が
そろってレストランに行きました。

普通のランチを食べた後、
まだちょっと何か……
そう、お好み焼きが食べたいな
と呟いいた家族。
途端、もみあげのステキなギャルソンが
「かしこまりました、三名様ご案内」
と、三人を別部屋へ。
そこではおばちゃんがお好みを焼いていました。

このレストラン、お客さんの注文を聞くと、
ギャルソン（支配人か？）が
その料理に見合った専用ルームに
「ごあんない」してくれるというシステムの模様。

ラーメンが食べたい、カレーが食べたい、お魚が食べたい、肉が食べたい……。
呟く度にギャルソンは、
「かしこまりました、三名様ご案内」
と不思議な部屋（コスプレ衣裳付き！？）へ
連れて行ってくれるのです。

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ワニくんのひるねの木
みやざき ひろかず
出版社: ブックローン出版 (1993/07)

ワニくんは、
ちょっと頑固というか
凝り性というか
一徹というか
マイペースというか……。

こうと決めたら
てこでも動かないタイプみたいです。

秘密の場所に生えている
枝が二股に分かれた木。

お昼寝するのにぴったりな、
ワニくんお気に入りの一本です。

ある日のお昼寝タイム。
あの木で寝ようと出かけてみると、
そこにはぽっかり大きな穴。

遙か向こうに去ってゆく、
あの木を乗せたトラック一台。

もうあの木はありません。

ワニくんの
昼寝の木探しが始まります。



くれよんのくろくん
なかや みわ
出版社: 童心社 (2001/10)

ピカピカおニューの10色入りクレヨン。
赤、青、緑、黄、
黄緑、水色、ピンク、
茶色に黄土色、そして黒。

箱から飛び出してやってきたのは
まっさらな画用紙の上。

黄色いちょうちょ。
赤いチューリップ。
ピンクのコスモス。
緑や黄緑の葉っぱ。
茶色い地面に黄土色の木。
水色の雲、青い空。

みんな楽しそう。

黒いクレヨンが、
仲間に入れてと言うのですが……。

単純に楽しめるお絵描き技法本（引っ掻き絵の描き方）であり、
ちょっと考えさせるいじめ問題への警鐘だったりする一冊。

ところでこの10色クレヨンセットには、
白が入ってないのですが……。

お絵描きするときには
白さんも使ってあげてくださいね。
結構おもしろい効果が出せますよ。

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ワニくんのえにっき
みやざき ひろかず
出版社: ブックローン出版 （BL出版）(1992/07)

学校が「長いお休み」に入ったワニくんは、
手作りボートでバケーションと洒落込みました。
（日曜大工で日曜画家のワニくんは、
　本当に器用な子です。
　……器用貧乏という言葉もありますが）

船の上で今日の出来事を絵日記にするワニくん。
最初の日は晴れのち曇り。
次の日は晴れ。
そしてその次の日は
晴れのち曇りのち土砂降りのち雷のち大風！！

ワニくんの小舟は嵐に流されて外洋まで出ちゃいました。




あしたうちにねこがくるの
石津 ちひろ (著), ささめや ゆき
出版社: 講談社 (2000/12)

あした、お母さんのお友達が猫を連れてくる。
楽しみに待っている女の子に、お母さんがちょっと悪戯な一言。

「もしもライオンみたいに大きな猫だったらどうする？」

女の子は想像してみます。

ライオンみたいな大きな猫。
おやつを取っちゃう乱暴な猫。
招き猫みたいにちっとも動かない猫。
羊みたいに沢山いる猫。

どうしよう！　どうしよう！

ちょっと心配。ちょっとコワイ。
でもとても楽しみな「あした」が
とうとうやってきて……。

∴ 今日のNHK教育「テレビ絵本」の絵本

ワニくんのなが～いよる
みやざき ひろかず
出版社: ブックローン出版 （BL出版）(1991/07)

どうやらワニくんは、
前作で「かわいい木」に占拠されてしまった
お家からお引っ越しした模様。
（そりゃいくら毎朝フレッシュジュース飲み放題でも、
　あそこまでみっしりならホントに生活できませんや）

それは兎も角。

コワイ映画（「CROCODILE ZOMBIE」というタイトルらしい）を
「見てしまった」ワニくん。
あんまり怖かったので、できるだけ早く映画のことを忘れようと
バスにゆられて郊外の我が家に戻ります。

満月に照らされ、闇の中に浮かぶ我が家は、
どこか寂しげで、ちょっと不気味。

家の中のあちこち、ドアやふたを開けたら
そこに「何か」がいそうな気配。

朝になれば、明るくなれば、怖さなんて忘れるだろうと、
ベッドに潜り込んだワニくんでしたが、
闇の中に気配を感じしまって眠れません。

目を閉じるのもコワイ。
灯りを消すのもコワイ。

ワニくんは朝まで起きていようと決心しました。

長～い夜の始まりです。

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ワニくんとかわいい木
みやざき ひろかず
出版社: ブックローン出版（BL出版） (1990/06)

ワニくんの家の床下から、ひょろりと顔を出した小さな木の芽。
あんまり可愛らしいので、お水をあげて世話をしたら、
どんどん成長してゆきました。

床を突き破って、壁を突き破って、天井を突き破って、
とうとうお家より大きくなっちゃった！

これじゃテレビも見づらい、お風呂も入りづらい、眠るのも大変。

かわいい木だけれど、これじゃ生活できない。
（いや、そこまで我慢しただけでも十分スゴイと思うよ）
心を鬼にしたワニくんは、金物屋さんでのこぎりを買ってきたのですけれども……。




ぎゅうぎゅうかぞく
ねじめ 正一 (著), つちだ のぶこ
出版社: 鈴木出版 (2002/09)

僕の友達のとしおくんチは、商店街の八百屋さん。
お店兼住居の中にはたくさんの野菜と、
お母さんがいて、
お父さんがいて、
おじいちゃん（現役）がいて、
おばあちゃん（看板レジ打ち娘）がいて、
お兄ちゃんがいて、
お姉ちゃんがいて、
妹がいて、
叔父さんがいて、
叔母さんがいて、
いとこの赤ちゃんがいて、
おっきな赤猫がいて、
ぎゅうぎゅう詰めになっています。