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とある行為を表す英語の語源について、
「ギリシャ神話の神様の名前」
とするスパムメールが来た。

その「ある行為」について、ギリシア神話には、
「牧羊神が羊飼い達に教えた」
というエピソードがあるが、
その羊飼いと多産と荒淫の神たるはパーン(ローマ神話ではファウヌスに当たる)であり、
「とある英単語」の語源とは関係がない。

私が知る限り、その語源は旧約聖書にある。

旧約聖書創世記 38章1節~10節
そのころ、ユダは兄弟たちと別れて、アドラム人のヒラという人の近くに天幕を張った。
ユダはそこで、カナン人のシュアという人の娘を見初めて結婚し、彼女のところに入った。
彼女は身ごもり男の子を産んだ。ユダはその子をエルと名付けた。
彼女はまた身ごもり男の子を産み、その子をオナンと名付けた。
彼女は更にまた男の子を産み、その子をシェラと名付けた。彼女がシェラを産んだとき、ユダはケジブにいた。
ユダは長男のエルに、タマルという嫁を迎えたが、ユダの長男エルは主の意に反したので、主は彼を殺された。
ユダはオナンに言った。「兄嫁のところに入り、兄弟の義務を果たし、兄のために子孫をのこしなさい。」
オナンはその子孫が自分のものとならないのを知っていたので、兄に子孫を与えないように、兄嫁のところに入る度に子種を地面に流した。
彼のしたことは主の意に反することであったので、彼もまた殺された。

以上、日本聖書協会 共同訳聖書より引用



もし、「ギリシア神話説」のソースをご存じの方がおられれば、
是非ご教授いただきたいのだけれども……。

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