∴ 行き倒れた人を助けたら製法を教えてくれたというのが縁起だそうな。

つい先ほどまで、薬用養命酒の製造会社本社は上伊那にあると思いこんでいた愚かな信州人がここに一人おります。

『養命酒本舗』で確認したら、現在本社は東京にあるのだそうで。
駒ヶ根の立派な工場の様子がTVCMなどで放映されていたので、てっきり……。


それは兎も角。
400年間養命酒一筋だった養命酒製造株式会社が、満を持して健康食品オンラインショップ『養命酒本舗』をオープン。
薬用養命酒以外の健康食品も販売なさってます。



取り扱われているのは、基本的に「養命酒のための生薬の研究」から派生した商品ラインナップの様子。
和漢生薬だったり、「養命酒の原料であるミネラルウォーター（駒ヶ岳・中央アルプスの水）」だったり。

気になったのは「カンカ」というサプリメント。
これもやっぱり養命酒のための研究から生まれた商品らしいです。
なんでも、研究員の方が、漢方薬で「ニクジュヨウ（肉蓯蓉）」という滋養強壮効果のある植物について研究し、そのルーツを探っていたところ、「カンカニクジュヨウ（管花肉蓯蓉）」という植物に出会ったのだとか。
ニクジュヨウは和名をオニクというハマウツボ科の寄生植物で、日本ではヨモギの類の根っこに寄生する、光合成のできない植物。
触感が肉っぽいから「御肉」と呼ばれているという説があったり。
（猫が好むにおいがするらしい……）

カンカニクジュヨウもやはりハマウツボ科の寄生植物で、タクラマカン砂漠のギョリュウ（御柳・紅柳。タマリクス）に寄生する希少な植物らしいです。
（野生種は中国政府が採取禁止にしているとか。漢方薬・健康食品として出回っているのは人工栽培のもの）
別名を「南彊肉蓯蓉」とか「砂漠人参」とか「管花地精」とも呼ばれてます。

あくまでも健康食品なんで効能書きをつけちゃいけないんですが、『養命酒本舗』では
【仕事が忙しい方に】の処に分類されてますね。

……飲んだらもっと働けるようになる？

もう少し情報が欲しいのでメールマガジンをとってみようかと「メルマガ配信」のページに言ってみましたら、
国内旅行券が当たる「メルマガ登録キャンペーン」とやらをやっているってな表示が。
（既にメルマガ配信をされている方は、本キャンペーンでの応募の対象者として適用されます、ってのが嬉しい）

旅行券が当たったら……養命酒駒ヶ根工場見学にでも行こうか知らん。