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∴ クレール光の伝説 いにしえの【世界】61回

　誰が見てもそうと解らない自然な笑顔を平然と作ることができる男が、わざとらしく笑ってみせるのは、硬い笑顔を脅迫の道具として使うために他ならない。
　彼の思惑通り、シルヴィーは彼の怒りが収まっていないと感じていた。何もかも正直に言わなければ、どんな恐ろしい目に遭うか知れないと思いこんだ。

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∴ 埴科の「はに」は埴輪の「はに」

真田信之公が上田から松代に移封になったとき、
次男坊に分与された一万石分（大名格）である
松代分藩の正式名称が「埴科藩」だと判ったので、
創作のための覚書＞＞真田伊豆守信之（信幸）の子供達に関する覚え書きのページをちょいと修正。

埴科藩の石高は1万7千石とされておりますが、
最初に7千石を貰って旗本格で「独立した」信之公の三男坊が、
沼田藩3万石の藩主だった一等上のお兄ちゃんが亡くなって、
次男のお兄ちゃんが繰り上がりで沼田を継いだときに、
埴科分1万石を継ぐことになって、
最初に自分が貰ってた知行7千石を合算した、
ということだと思われ。


昔、更級郡の稲荷山町と八幡村、埴科郡の埴生町と屋代町がくっついてできた更埴ってぇ市でお勤めをしていたことがありまして。
（更埴はさらに戸倉上山田と合併して、今は千曲市ですが）
知らない人に「こうしょくし」と言うと、たいがい変な顔をされたモノです。
だから必ず、
「更級蕎麦の『さら』と埴輪の『はに』で更埴」
と説明しておりました。

ええ、どうでも良い話でございますが。

∴ 自分でもどこに何があるやら……

創作のための覚書＞＞錬金術　賢者の石　ホムンクルス　パラケルスス　メリッサ　エリクサーのページが非常に重たいので、以下の通りに3分割

錬金術　参考書籍他／賢者の石　メリッサ　エリクサー／パラケルスス　ホムンクルス

∴ クレール光の伝説 いにしえの【世界】60回

「……ウチの姫若は生まれつき『姫若』でね。これからもずっと『姫若』であり続ける必要がある。
　それだってぇのに、あんたは『乙女』呼ばわりしてくれたわけだ」
　彼はことさら『姫若』の一語を強調して言った。
　遠回しの物言いだったが、エルは理解した。
『この娘が、私を女と見通した』
　彼女は少しばかり喜んだ。

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∴ クレール光の伝説 いにしえの【世界】59回

「姫若、プライド《高慢》ってのは罪源ですぜ。度を超した自信家は、俺から言わせりゃぁ咎人《とがにん》そのものでさぁ」
　一座に関わっている間は、あくまで下男の振りを通す心づもりらしい。苦みばしった顔つきが、エル・クレールの目に妙に可笑しく、少しばかり可愛らしく映った。

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∴ だが、それがいい。

どうでもいい覚え書きに前田慶次郎利益の年齢に関する考察のようなものを追加。

慶次郎の生年には諸説ありますが、仮に1541年生まれと仮定して、
前田利家が（やはりこれも諸説あるのですけれど）1537年生まれとすると、
その年齢差は「磯野さんちの長男くんと、フグ田さんちの長男くん」と同じになる、
というどうでもいいことに気がついてしまいました。